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元SEの学校事務職員が怒られたマナーに関すること

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学校職員だからといって特別なマナーは存在しません。ただ先生方が夏はポロシャツ、冬はジャージで過ごせている学校も多い中、職員は基本男性はスーツ、女性はビジネスカジュアルです。お辞儀の仕方や名刺交換の方法など、他のサイトで書いていることは省き、マナーかどうかはグレーですが私が入職して注意をうけたことをお話します。
目次

お礼は当日もしくは翌日の早いうちに

これは当たり前のようですができていない人も多いです。飲み会で上司にご馳走になった時は、必ず当日か翌日の午前中にはお礼を言いましょう。金曜日に飲んで土日を挟んで月曜日に直接会って言おうなんてやめた方がいいです。気にする人は気にするので、メールでもLINEでも何でもいいのでお礼の一言を送りましょう。そして月曜日に会ったら改めてお礼を言いましょう。

このルール、知らなければ特に何とも思わないのですが、知ってしまうと自分がお金出した時に何もお礼がないとモヤモヤします(笑)。もちろんお会計の時にお礼を言われるのですが、時間を置いて改めて言うようにしましょう。直接会った時に「この前はご馳走様でした」と言ってコーヒーでも持ってきてくれる後輩は大好きになります。

ご馳走してもらってお礼を言うのは当たり前だよね。
こんな些細なことで関係性が崩れることもあるので気を付けよう。

  • 何かしてもらったお礼は早いうちにメールかLINEで伝えよう
  • 後日直接会った時にも再度お礼の言葉を言おう
  • 直接会った時に何かちょっとしたものでも渡せると好印象

上司にLINEスタンプで会話を終了するのはNG

特に若い人と中高年のLINEのやり取りにはジェネレーションギャップが存在します。お互いにその世代のLINEのやりとりについて理解がないと、相手をイライラさせたり自分がイライラしたりします。若い人の間でのLINEでは端的に伝えたいことのみ送ります。絵文字も顔文字もありません。さらに言うと句読点もありません。このLINEを受け取った中高年の方、怒ってはいけません。あなたを馬鹿にしているのではないのです。あくまでも時間をかけず、伝えたいことを端的に伝えているだけなのです。

また中高年の間では受け取った相手の気持ちを考えるあまり、絵文字や顔文字を多用し、長文のLINEを送る傾向があります。若い方、何が言いたいのか分からないと頭を悩ませたりイライラしないでください。あなたとコミュニケーションを取りたいだけで、特に伝えたいことなんて無いのかもしれません(笑)

ただここで注意が必要なのは、若手との間で通用していたLINEのやり取りを上司にも同じように行うのはNGです。上司のLINEの傾向を把握し、同じような長さ、絵文字、顔文字の多さで返信しましょう。上司からの依頼に「OK」スタンプのみなんてもっての外です。面と向かってだと仲良くお話する上司でも、メールやLINEでは感情が伝わらないので要注意です。「親しき仲にも礼儀あり」この言葉を忘れずに読んだ相手の気持ちを考えて文章を送りましょう。

若い人の方が効率的で仕事ができそう。
中高年はメールやLINEにおいてはセンチメンタルだね。

  • 若い人のメール、LINEは端的だが感情が見えない
  • 中高年のメール、LINEは長いが感情が読み取りやすい
  • イライラせずに相手のメール、LINEの傾向い合わせるのが無難

自席で会話をするときは席を立とう

SE時代は上司が椅子に乗ったままコロコロやってきて、お互いにPC画面を見ながら相談や打合せに入ることがありました。相手がこのように近寄ってきた場合は大丈夫ですが、相手が立っているのに自分は座って話を聞くのは失礼にあたります。ましてやパソコンの画面から目を離さずに会話をするなんて論外です。SEあがりの事務職員にはよくある光景ですが今すぐやめましょう。

まずは立ち上がり、相手が座りながら聞いてと言ってきたり、PC操作が必要になったタイミングで座りましょう。もしくは近くの空いている椅子を用意して一緒に座るよう促しましょう。

相手が立って自席に近寄ってきて話をする場合、こちらも一度立ちましょう。

  • 相手の目線に合わせて会話をしよう
  • 相手が立っている場合は一度は立とう
  • 空いている椅子が近くにある時は、そこに座るよう勧めよう

特殊な席での上座・下座を理解しよう

基本的には上座は入口から一番遠い席、下座は入口い一番近い席です。エレベーターでの上座・下座については、ボタンを押せるドア付近が下座、奥が上座になります。またタクシーでは助手席が下座となり、次に後部座席の真ん中、入口ドア側、上座が運転席の後ろになります。同じ目的地に一緒に行くならこの考え方で間違いないのですが、それぞれ目的地が違う場所に同情する時は、一緒に乗っている人に迷惑にならないよう、最初に降りる人から入口ドア側の近くに座ることがほとんどです。ただし間違っても自分が一番下っ端なのに「一番遠いから奥に乗りますね」なんて自分から言わないようにしましょう。また足の悪い人には入口ドア側、体格の大きな人には助手席に乗ってもらう等、相手が目上の人でも状況に応じた対応をしてあげるとスマートです。

上座・下座とは相手のために気遣いができることが前提にあります。上記までは一般的なのでいちいち言われなくても知ってるよという方がほとんどかと思いますが、景色が綺麗なレストランやゴルフ場のレストランの場合は話が違ってきます。このようなレストランの場合、入口の近くの席が景色が良く見える場所であることが多く、普通なら下座に該当する席が上座になります。目上の人に綺麗な景色を眺めながら食事をとってもらうという気遣いからこのようなルールになったんですね。ただこれも相手が望んだ場合に席に促しましょう。「こちらの席の方が景色が良く見えるのでいかがですか?」と一声あるとスマートです。

入口から近い席が下座、入口から遠い席が上座とは一概には言えないんだね。

  • 基本的には上座は入口から一番遠い席、下座は入口い一番近い席
  • エレベーターではボタンを押せるドア付近が下座、奥が上座
  • タクシーでは助手席が下座、運転席の後ろが上座だが状況に応じて臨機応変に対応する
  • 景色が綺麗なレストランでは景色がよく見える席が上座

いただいたお菓子を一口で食べない

これは私が言われたことではなく、私の先輩から聞いた話なのですが、少し高級なお菓子(一口サイズのもの)を上司からいただき、一口で食べたら「○○さんには高級なお菓子の味なんて分からないわよね」と嫌味を言われたそうです。味わって有難がって食べろということなんでしょうね(笑)こんなことまで気にしなきゃいけないなんて悲しいですが、気にする人は気にするみたいです。

自分が上の立場になったらこんな嫌味言わないようにしよう…

そうだね、決してこれが普通だなんて思っちゃだめだね

まとめ

マナーは常識と言われているものから、えっ、こんなことまで??と思えるものまで多種多様です。基本的には相手への思いやりで生まれているものですが、形骸化しているものもたくさんあります。相手がマナーについて気にする人かどうか探りを入れ、徐々に無くしていくのは良いですが、最初から無礼講で行くのはやめましょう。どんなに穏やかな人でも譲れないマナーが必ず一つはあるものです。
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