「学校事務に転職したら、プライベートはどう変わるんだろう?」
転職前のそんな疑問に、SE歴10年以上から学校事務職員に転職した筆者(けけちゃま)が実体験で答えます。結論から言うと、プライベートの充実度はSE時代と比べて別次元に変わりました。
しかし一方で、「定時で帰れる=自動的に充実する」わけではありません。むしろ、増えた自由時間をどう使うかで、学校事務員としての充実度は大きく変わります。この記事では、筆者が定時後・休日に実践している時間の使い方を「資格勉強・健康管理・資産運用・副業・趣味」に分けて具体的に紹介します。
・SE時代と学校事務職員とで、プライベートがどう変わったか(Before/After)
・定時後・休日の「時間の使い方」4カテゴリと具体的な活動
・副業・資格・健康・資産運用それぞれの実体験と取り組み方
・「自由時間が増えたのに何もできない」状態を抜け出すコツ
SE時代と学校事務職員、プライベートはここまで変わった
まず、筆者のSE時代と現在のプライベートを正直に比較します。転職を迷っている方にとって、実際の生活変化を知ることは大きな判断材料になるはずです。
学校事務員の「定時後・休日」時間の使い方4カテゴリ
増えた自由時間の使い方は人それぞれですが、筆者が実践してきた・職場の同僚が取り組んでいるパターンを大きく4つに整理しました。どれか1つでも「やってみたい」と思えるものがあれば、まず小さく始めてみることをおすすめします。
① 資格・スキルアップ|平日夜の積み上げで着実に取れる
学校事務員として働きながら資格を取るのに、平日夜の1〜2時間は黄金の時間帯です。SE時代は帰宅後に勉強する気力すら残っていませんでしたが、定時退勤後であれば十分な気力と集中力があります。
学校事務員が取りやすく・役に立つ資格3選
学校の経理業務(仕訳・予算管理・決算)を理解する上で、簿記の知識は欠かせません。3級であれば独学で50〜100時間・2〜3ヶ月で合格圏に入れます。CBT試験対応で受験日も選べるため、働きながらでも取得しやすい資格です。
「Excelが使える」の自己申告を資格で証明できます。さらに試験勉強の過程で「知らなかった関数・機能」が見つかり、実務そのものが改善される副産物があります。IT出身者なら20時間程度の勉強で合格を狙えます。
学校のICT化・DX推進を担う際に説得力が増す資格です。SE出身者であれば20〜30時間の勉強で合格でき、「ICTに強い事務職員」のポジションを確立できます。
・時間を固定する:「帰宅→食事→入浴→勉強(20時〜21時)」のルーティン化
・場所を決める:ダイニングテーブルの勉強専用スペースを作ると切り替えやすい
・スマホを別室に置く:1時間だけでも通知をオフにすると集中度が大幅に上がる
・目標日を先に決める:受験申し込みを先にして「締め切り効果」を使う
② 健康・フィットネス|事務職の体を守る定時後ルーティン
学校事務は1日の大半を座って過ごす仕事です。そのため、意識的に体を動かさないと運動不足・腰痛・肩こり・眼精疲労が慢性化します。SE時代もデスクワーク中心でしたが、学校事務に転職してから「ジムに行く時間と体力が確保できる」ようになり、健康意識が大きく変わりました。
筆者が実践している「定時後フィットネスルーティン」
| 曜日 | 活動内容 | 時間 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 月・水・金 | ジム(筋トレ+有酸素) | 17:30〜19:00 | 基礎代謝向上・体重管理 |
| 火・木 | 帰宅後30分ウォーキング | 17:30〜18:00 | 気分転換・眼精疲労回復 |
| 土 | ヨガ(動画)または登山 | 朝9:00〜 | 体幹強化・リフレッシュ |
| 日 | 完全休養 | — | 回復・翌週の準備 |
ただし、3月〜4月の繁忙期は残業が増えるため、ルーティンを崩さないための工夫も必要です。繁忙期は「週3回→週2回に減らす」など、ゼロにしないことを優先するようにしています。
③ 資産運用・副業|「時間の余裕」が「お金の余裕」をつくる
学校事務への転職は多くの場合、SE時代より年収が下がります。しかしそのぶん、自由時間が大幅に増えるため、資産運用・副業に取り組む余地が生まれます。筆者はこの視点を転職前から持っていたため、転職後すぐに動き出すことができました。
まず取り組むべき:積立NISA・iDeCo
副業より先に取り組むべきなのが、非課税の積立投資です。特に積立NISAは2024年から「新NISA」として年間360万円まで非課税枠が拡大しており、事務職員の収入でも無理のない範囲で長期投資ができます。また、iDeCoは掛け金が全額所得控除になるため、節税効果と老後資産形成を同時に実現できます。
① ネット証券口座(SBI証券)を開設
② 新NISAのつみたて投資枠で全世界株インデックスファンドに月2万円の自動積立設定
③ iDeCo(企業年金なしの場合、月2.3万円が上限)も同時に設定
④ 残った余剰資金の一部をスポット購入に回す
ポイントは「自動化して忘れる」こと。意思決定のコストをゼロにするのが継続のコツです。
副業について:学校事務員が取り組みやすいもの3選
学校事務員の副業については、勤務先の就業規則を必ず確認することが前提です。公立校の地方公務員は原則副業禁止ですが、私立校は法人の規定によって認められている場合があります。
SEスキルや学校事務の知識を記事にして収益化する方法です。初期費用はサーバー代のみ(年間1〜2万円程度)で、平日夜1〜2時間の執筆でコツコツ積み上げられる副業です。ただし収益化まで半年〜1年以上かかる忍耐が必要です。
Excel VBAの自動化ツール作成・データ集計・Web制作など、SE時代のスキルをクラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークス)で販売する方法です。時給換算で2,000〜5,000円以上を狙えますが、継続案件を獲得するまでに時間がかかります。
簿記・MOS・IT系の知識をまとめた教材をnoteなどで販売したり、知り合いへの個人指導で収益を得る方法です。初期投資がほぼゼロで始められる点が魅力です。
④ 趣味・リフレッシュ|「何もしない日」も立派な時間の使い方
資格・健康・副業ばかり並べましたが、趣味やリフレッシュのための時間こそ、最も大切な「プライベートの充実」です。筆者は転職後しばらく「せっかく時間があるから何かしなければ」と焦っていましたが、ある時期から「何もしない休日」を意図的に設けるようにしたところ、月曜日のパフォーマンスが明らかに上がりました。
特に「趣味と仕事が間接的につながる」経験は、思わぬ仕事の改善アイデアを生むこともあります。筆者の場合、旅先で見かけた他校の掲示物デザインがヒントになって、自校の保護者向け通知文のレイアウトを改善したことがありました。
「時間があるのに何もできない」を防ぐ3つの仕組み
学校事務に転職しても、自由時間を有効活用できず「なんとなくスマホを見て終わった」という状態に陥る人は少なくありません。そのため、仕組みで時間の使い方をデザインすることが大切です。
転職前から溜めていた「いつかやりたいこと」を転職後すぐに書き出します。具体的であるほどよく、「旅行したい」より「富士山に登りたい・来年5月」まで落とし込みましょう。
「月水金はジム、火木は勉強、土曜は自由、日曜は休養」という枠を作るだけで、行動のハードルが下がります。守れない週があっても「翌週取り戻す」と割り切れる余裕も生まれます。
帰宅後すぐにSNSを開かない・深夜まで動画を見ない、など「奪われやすい時間の罠」を事前に決めておくと、自由時間の質が上がります。SE時代に意識的に実践していたON/OFFの切り替え術が、ここでも活きます。
【まとめ】学校事務員のプライベートは「意図次第」で大きく変わる
- 学校事務への転職でプライベートの時間は劇的に増える(定時退勤・完全週休2日)
- 増えた時間の使い方は「資格・健康・資産運用・趣味」の4カテゴリが充実しやすい
- 資格勉強は平日夜1〜2時間で取得可能。まず簿記3級・MOSから
- 健康管理は意識的に行わないと事務職特有の運動不足が慢性化する
- 副業より先に積立NISA・iDeCoで資産形成の基盤を作ること
- 「何もしない休日」も立派な充実した時間の使い方
- 転職直後に「やりたいことリスト」を作ることが充実の第一歩
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