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積立投資を続けるコツ|実際に始めた元SEがやってみてわかったこと

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【免責事項】この記事は筆者の個人的な体験・考え方を紹介するものです。特定の金融商品・証券会社の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。
📚 シリーズ:会社員の副業・資産運用
  • ① 始めた理由と考え方
  • ② 手法の選び方|積立NISAとインデックス投資
  • ③ やってみてわかったこと・続けるコツ(本記事)
積立投資を続けて資産を積み上げていくイメージ

📷 Photo by Unsplash(商用利用可・無料)

積立投資を始めてからしばらく経ちました。このシリーズの最終回として、「実際にやってみてわかったこと」を正直にお伝えします

転職で年収が下がったことをきっかけに積立投資を始めた私が、最初に驚いたのは「思っていたより心理的な揺れが大きかった」ことです。仕組みは理解していたはずなのに、相場が下落したときに平静を保つのは想像以上に難しかったです。この記事では、そういった「やってみないとわからなかったこと」も含めて正直に書きます。

積立投資を始めてみたんですが、相場が下がったときに不安になってしまって…これは続けていいんですか?
その気持ち、すごくよくわかります。私も最初の大きな下落のときは「売った方がいいんじゃないか」と思いました。ただ、その感覚こそが「続けること」の最大の壁なんです。今回はその乗り越え方も含めて話しますね。

やってみてわかったこと①|最初の下落は想像より怖い

積立投資を始める前は「長期投資だから短期の値動きは気にしない」と頭でわかっていました。しかし実際に評価額がマイナスになると、その「わかっている」が全く機能しないのを実感しました。

積立投資を始めて数ヶ月後、相場が一時的に大きく下落した時期がありました。画面を開くと評価額が積立元本を大幅に下回っていました。頭では「長期保有で回復する」とわかっていても、「このまま下がり続けたらどうしよう」という感情が先に出てきたのです。

📝 そのときの筆者の正直な感情の流れ

「なんでこのタイミングで始めたんだろう」→「売って損を確定させた方がいいんじゃないか」→「でも売ったら負けな気がする」→「もう見ないようにしよう」→(数週間後)「気づいたら回復していた」

この経験から学んだのは、「仕組みを理解すること」と「感情をコントロールすること」は別問題だということです。知識だけでは不十分で、「下落しても売らない」という行動を取るためには、仕組みの理解に加えて「自分なりの心理的な備え」が必要だと感じました。

やってみてわかったこと②|「見ない」が最強の戦略だった

積立投資の評価額を確認するイメージ

📷 Photo by Unsplash(商用利用可・무료)

積立投資を続ける上で最も効果的だったのは、確認頻度を意図的に減らすことでした。最初の頃は毎日アプリで評価額を確認していましたが、それが不安の最大の原因でした。

毎日見ると「今日は上がった・下がった」という短期の値動きに一喜一憂してしまいます。その結果「今が底かもしれないからもっと買いたい」「今が高いから少し売ろうか」という感情的な判断が生まれやすくなります。これは積立投資の本来の設計思想である「長期・定期・定額」と正反対の行動です。

現在は月1回・給与日の後に1度だけ確認するというルールにしています。これだけで精神的な負荷が大幅に下がりました。SEとしての経験で言うと、モニタリングの頻度は「対応できる頻度」に合わせるべきで、毎日見て毎日悩む仕組みは設計として間違っていたということです。

💡 SE流の考え方
システム開発では「アラートは本当に対応が必要なときだけ発火させる」という設計が重要です。積立投資も同じで、毎日評価額を見ることは「毎日アラートが鳴り続けるシステム」と同じ状態です。長期投資において「今日の値動き」はノイズであり、対応すべきシグナルではありません。

やってみてわかったこと③|下落は「安く買えるチャンス」と頭でわかっていても難しい

積立投資の教科書には「相場が下落したときも積み立てを続けることで、安い価格でより多く買えてお得」と書いてあります。これをドルコスト平均法といいます。理屈はわかる。でも実際に下落している最中は「安く買えてラッキー」とはなかなか思えませんでした。

この感覚を乗り越えるために役立ったのは、過去の下落と回復のデータを一度きちんと確認することでした。リーマンショック・コロナショックなど歴史的な大暴落の後も、長期で見ると市場は回復・上昇してきたという事実を確認すると、「今回も同じ」と信じる根拠になりました。

もちろん「過去が回復したから将来も回復する保証はない」というのは正論です。ただ「根拠のある信頼」を持つことで、感情的な売却という最悪の行動を防ぎやすくなります。

積立投資を続けるコツ5つ|実体験から

積立投資を長期で続けるための仕組みを作るイメージ

📷 Photo by Unsplash(商用利用可・無料)

やってみてわかった「続けるためのコツ」を5つにまとめます。

① 確認頻度を月1回に決める

先ほど述べた通り、毎日見ることが最大の障壁になります。「月1回・給与日の後」など確認タイミングをルール化してしまうことで、日常的な不安から解放されます。アプリの通知もオフにするとさらに効果的です。

② 積立額を「なくなっても困らない金額」に設定する

積立投資を「続けられない」最大の理由のひとつが、積立額が生活を圧迫するケースです。相場が下落したときに「この金額は生活費に必要だった」と後悔するほどの金額を設定すると、精神的に続けられなくなります。生活費・緊急時の備え(生活費の3〜6ヶ月分)を確保した上で、残った余剰資金の一部で積み立てることが長続きの基本です。

③ 自動引き落としの設定を変えない

積立投資の最大のメリットは「自動化」です。毎月手動で購入しようとすると「今は相場が悪いから今月は見送ろう」という判断が入り込んでしまいます。自動引き落とし設定を一度したら、よほどのことがない限り変更しないことが長続きのコツです。「考えない仕組みを作る」という発想は、SE時代に業務自動化で学んだことと同じです。

④ 含み損が出ても「売らない」という原則を事前に決めておく

下落したときに「売らない」という判断をその場でしようとすると、感情に負けやすくなります。そのため「評価額が何%下落しても売らない」という原則を、始める前に決めておくことが重要です。私は「積立期間が終わるまでは売らない」というシンプルなルールを最初から設定しました。ルールがあることで、下落時に悩む必要がなくなります。

⑤ 積立投資の「目的」を書き出しておく

「なんとなく始めた」状態では、下落時に目的を見失いがちです。「老後の備えのために20年続ける」「転職で下がった年収分を長期的に補完する」など、積立投資を始めた目的と期間を書いたメモを残しておくと、下落時に「自分はなぜこれを続けているのか」を思い出せます。

「やめたくなったとき」の対処法

長期投資を続けていると、必ず「やめたくなる瞬間」が来ます。その瞬間の対処法を整理します。

やめたくなる理由対処法
相場が大きく下落した 確認をやめる・過去の下落と回復のデータを見る・積立額を減らすことも選択肢に
生活費が苦しくなった 積立額を一時的に減額する(やめるより続ける)。生活費と投資資金の設計を見直す
別の投資が気になって浮気したくなった 積立投資は「つまらない」のが正常。派手な値動きへの欲求は別枠で少額から試す
友人・SNSで儲かった話を聞いた 儲かった話は目立つが損した話は出てこない。自分の目的と期間を再確認する
⚠️ 一番やってはいけないこと

下落時に「損を確定させないために売らない」ではなく「今が底だから全額追加投資する」という行動です。生活費を削ってまで投資額を増やすと、相場が回復しなかった場合に生活が破綻します。積立投資は「余剰資金の範囲内で・変えない」が原則です。

転職で年収が下がった私が積立投資を続けられている理由

最後に、年収が下がった状況でも積立投資を続けられている理由を正直にお伝えします。

  • 💡積立額を「生活に影響しない水準」にしたから ─ 転職後に家計を見直し、固定支出を最適化した上で積立額を設定しました。評価額がゼロになっても生活が成り立つ金額にしているため、下落しても精神的に安定していられます。
  • 💡「残業がなくなった時間」を別の形で資産化しているから ─ 転職後に生まれた自由時間を、スキルアップやブログ運営などに充てています。積立投資は「お金を自動で増やす仕組み」として、時間を使わない資産形成の柱と位置づけています。
  • 💡「仕組みで動かす」という発想が自然にあるから ─ SE時代に「手動でやることを自動化する」という考え方が染み付いています。積立投資も同じで「設定したら考えない」という仕組みは、SE的な発想と相性が良かったです。
💬 今振り返って思うこと 積立投資は「始めることより続けることの方が難しい」と実感しています。ただ続けるコツは複雑ではなく、「余剰資金で・自動で・見ない」というシンプルな原則を守るだけです。年収が下がったことで始めた積立投資ですが、今では「あのとき始めてよかった」と思っています。

まとめ|積立投資を続けるための3原則

  • 余剰資金の範囲内で始める ─ 生活費・緊急時の備えを確保してから。これが全ての前提
  • 自動引き落としで「考えない仕組み」を作る ─ 毎月手動で判断すると感情が入り込む
  • 確認は月1回にとどめる ─ 毎日見ることが最大の敵。ノイズと戦わない仕組みを作る
  • 下落時は「見ない」が最善策 ─ 売らないためのルールを事前に決めておく
  • やめたくなったら「減額」を選ぶ ─ 完全にやめるより少額でも続ける方が長期的には有利
💡 シリーズを通じて伝えたかったこと
積立投資は「誰でもできるが、誰もが続けられるわけではない」ものです。続けるために必要なのは金融の高度な知識ではなく、「余剰資金で始める・自動化する・見ない」という行動設計です。転職で年収が下がったことをきっかけに始めた私の経験が、同じ状況にある方の参考になれば幸いです。
📚 シリーズ:会社員の副業・資産運用(完結)
  • ① 始めた理由と考え方
  • ② 手法の選び方|積立NISAとインデックス投資
  • ③ やってみてわかったこと・続けるコツ(本記事)
【免責事項】この記事は特定の金融商品・証券会社の購入・利用を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。記載している内容は執筆時点の情報であり、最新情報は金融庁・各証券会社の公式サイトをご確認ください。投資判断はご自身の責任において行ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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