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学校事務に向いていないと言われた元SEの転職人生

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学校事務という仕事は本当に魅力的なお仕事です。

先生からは様々な知識をいただけるし、生徒からは若いエネルギーをもらえます。

私立の学校事務職員に転職して数年経験した筆者が、転職を決意してから現在までのお話を書きたいと思います。

おそらくみんな同じような流れで転職するんじゃないかな?

目次

転職しようと思ったきっかけ

当時私は社員約50名程度の中小企業でシステムエンジニアとして10年以上働いていました。

プロジェクトにより部下も2名~10名程度つき、役職もそれなりのところまでいき充実した毎日を過ごしていました。

ただ平日は朝9:00~22:00、休日も家で仕事をしておりプライベートというものがあまり取れませんでた。

プロジェクトが炎上した時には1ヶ月休みなく働き、顧客に夜中の2時に謝罪に行ったこともありました。

その時は3日徹夜しており、ふらふらの状態で行ったので何を謝ったのか全く覚えていません(笑)

仕事は好きだったのでそれでも構わなかったのですが、30半ばになり結婚もせず、親も年老いていく中で急に焦ってきたのを覚えています。

プライベートが確保でき、将来設計のできる環境に身を置こうと思い転職を決意しました。

システムエンジニアは泥臭い仕事なんだね

意外と体力勝負の仕事なんだ…

独立系システム会社の実態

私の勤めていた会社は独立系のシステム会社と言われているところで、中小企業ではIT土方なんて呼ばれ方もします。

独立系というのは親会社を持たず、独自でシステムの提案を行える会社で、どんなソリューションを使っても構わず、お客様の課題を解決する最善の手法を提案できる企業形態だと考えています。

ただこれにはメリットとデメリットがあり、自分の目標をどこに置くかにより所属する会社を決めた方が良いです。

独立系システム会社のメリット独立系システム会社のデメリット
親会社の意向に縛られず業務ができる
様々な経験が積めるので技術力が身に付く
営業からシステム開発まで一貫して行える
転職時に潰しがききやすい
残業が多い
常に新しい知識を勉強しないといけない
若手が定着しない

独立系システム会社以外にはメーカー系、ユーザ系のシステム会社があるよ

独立系システム会社は厳しい分、スキルアップはできるイメージだね

私が転職した時にも独立系システム会社のメリットが非常に役に立ちました。

特に中小企業だったのでお客様への提案からシステム設計、開発、納品後のサポートまで全て行っており自信満々だったのでしょう…。

今の私が学校事務として使う技術はマクロとホームページ作成くらいなんですけどね。

どこに転職しようか悩んだ時期

システム開発屋としての知識と技術に自信を持っていた私は、最初はやはりシステム会社への転職を考えていました。

ただプライベートを充実させるためには独立系システム会社ではなく、企業内の社内SEの立場を狙っていました。(社内SEの方ごめんなさい、決して仕事が楽そうと思っているわけではないです…。)

1つの企業に属して、全般的な業務を把握し、業務システムの観点から会社経営を変えていくということにも興味がありました。

そんな私がなぜ学校事務職員になったのか。

それは応募していた学校が実家からとても近い位置にあったからです。←文字で書くとなめてますね…(汗)

学校事務という業務内容は全く知りませんでしたが、産まれた時からあった学校で、とても思い入れが深く、気付いたら応募していました。

応募条件とか特にないんだね。

そうそう、私立の事務職員は特に資格は必要ないんだよ。
詳しくは下の関連記事を読んでね。

面接、そして内定

私の受けた学校は筆記試験はなく、面接が3回あるのみでした。

本当に人物採用だったのだと思います。

後から聞いた話ですが、数百名の応募者の中から採用されたようです。

応募条件が特にない分、本当に狭き門だったのだなぁと後で感じました。

今でも縁故採用を行っているところは多いみたいだよ

人間関係は大切にしなきゃね

勤めている会社への退職交渉

特に仕事が嫌になったわけでもなく、成長させてくれた会社には感謝しかなかったのですが、次のステップに進むために断腸の思いで退職願いを出しました。

いろいろ好条件を出して引き留めてくれましたが、最後の言葉は「学校事務は君には向いていない、君は輝かしいシステムエンジニアの世界が向いている」とその時の社長に言われました。

なぜか嬉しい気持ちになったのとちょっと不安にもなりました。その後占い師にみてもらっても学校事務は向いていないという結果に…。コツコツと物事を進めるよりも動き回っていたい性格のようです。

引き留めてくれたのは嬉しかったのですが、向いていないと言われても私の決意は変わらず、3ヶ月の期間を経て転職しました。

学校事務で向いている仕事をすれば良い

下の関連記事でも書きましたが、学校事務というのは基本的には何でも屋です。

毎日、毎週、毎月、毎年で決まっている定型業務はもちろんありますが、学校のために何かやりたいと熱意をもってやればそれが仕事になる場所です。

私は学校事務の定型業務は向いていないと周りから判断されたかもしれませんが、今は定型業務もマクロで自動化したり、新しいシステム導入を提案したりすることで自分の居場所を確保しています。

何でも屋ですが専門分野を一つ持っている職員は本当に強いです。

ITでも経理でも営業でも何でも良いので極めていくことが転職への近道ではないでしょうか。

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